病院・薬局など医療機関の機密文書・機密処理
病院・薬局などでは多くの個人情報を取り扱います。個人の健康状況や手術歴、処方箋など、重要な情報が含まれています。
また、医療記録は一定の保存義務が課せられているので、即刻破棄もできません。適切に情報を管理してリスクを軽減しましょう。
また、医療記録は一定の保存義務が課せられているので、即刻破棄もできません。適切に情報を管理してリスクを軽減しましょう。
医療情報の種類・保存期間
カルテ…5年間
入院に伴う病棟日誌や検温表などの看護記録…3年間
輸血用血液製剤などの生物由来製品の使用記録…20年間
保存期間の数え方ですが、診療が終了した日から数えることになっています。したがって入院・通院が継続して行われていると、医療記録は残り続けます。
保存期間が過ぎた医療記録については機密文書として適切に処理しましょう。
カルテ・処方箋自己廃棄の注意点
医師による診療記録であるカルテや処方箋には、患者様の氏名や年齢、基礎疾患などの個人情報がたくさん含まれています。
これらの情報が外部へ漏洩しないよう、細心の注意を払う必要があります。
大きな病院では、よりたくさんの医療情報を所有しているので、処分にも大変な時間と労力がかかります。また、各部署の管理に任せるのでなく、一元的に業者に依頼するのが一般的です。